人生は巡る季節の様に

UTMFと別府大分マラソンを目指す!ランニング人生の軌跡

板橋Cityマラソン2017の結果

[caption id=“attachment_1492” align=“alignnone” width=“640”] 板橋Cityマラソン2017のゴール後[/caption]

3年ぶりで走った板橋Cityマラソン2017の結果は、想定しなかった要因により30km走+12.195kmのジョグとなってしまった。当初の予定では、30kmまではキロ6分20秒ペースで30kmまで走り、その時の余裕度でペースアップをと考えていたが、実際はそれとは大きく異なるものであった。

要因の一つは追い風。 板橋Cityマラソンのスタート後、前半の追い風によりペースが狂ってしまったのだ。ゆっくり走ろうとペースを抑えてもキロ6分を切るペースでの前半の入りとなった。ペースを無理に落とそうとも思ったが、追い風調整ということでキロ6分ペースで折り返しまで行って、その後キロ6分40秒ペースで向い風を戻ろうと思い、追い風ペースに任せることにした。そして、追い風の折り返しまでは無理することもなくキロ6分ペースで進み、折り返し後はややペースが落ちるものの、30kmまで3時間02分06秒で来た。

要因の二つ目は横っ腹痛。 30km前後で横っ腹通が発生。ここでペースを落とさざるを得なくなった。30kmまでの両脚の疲労度はそう大きいものでもなく、逆に両脚はまだよく動いていた。しかし、右横っ腹に襲われたことで、この日のフルマラソンは30km走で終わったことになる。そもそも今回のフルマラソンのトレーニングでは距離走は少々行ったものの、今回の前半のキロ6分ペースというペースではトレーニングでは走ったことはなく、本番でそのペースでは心肺機能は30kmまでしか対応できなかった様だ。やはり、心肺機能を追い込む様なトレーニングが必要であったのだ。

そして、30km以降のペースダウン後、エイドで立ち止まる度にリズムを崩し集中力が切れた。また、立ち止まることが原因で徐々に脚も動かなくなっていった。そして、ラストまでは忍耐走が続くことになった。トレーニングの内容どおりの走りしか本番ではできないというのは、正に事実である。ゆっくりペースで30km走を何回か行ったからといってフルマラソンをある程度のペースで走り切れる訳もない。距離走と同様に心肺機能に負荷をかけるスピードトレーニングも必要だと言える。その両方のトレーニングうまくが噛み合ってくれてフルマラソンのタイムが狙えるのだと思う。

これにて今冬をどうにか走るモチベーションを維持し続けさせてくれたフルマラソンが終わったことになる。しかし、この板橋Cityマラソンにエントリーしていなければ、この冬の間を走り続けることはできなかったであろう。これで今後はロードからトレイルへとトレーニングの場は移っていく。今回のマラソントレーニングでは、ロードであったが自分なりのに最低限のトレーニングはできたように思う。これからは坂道走やトレイルランニングがメインとなり、秋のウルトラトレイルへとレースは続いていく。

来年春のUTMF2018や東京マラソン2018への参加が叶うかどうかによるが、次のフルマラソンを走るのであれば次は一年後になるであろう。また板橋Cityマラソンになるか、同じく3月の静岡マラソンになるか、4月になるか。何れにしろ、富士山麓での極寒の冬のトレーニングを続けるためのモチベーションを維持していくための動機付けとしたい。

[caption id=“attachment_1493” align=“alignnone” width=“640”] 板橋Cityマラソン2017のスタート前[/caption]

板橋Cityマラソン2017のレース戦略を考える

[caption id=“attachment_1361” align=“alignnone” width=“640”] 板橋Cityマラソン2014大会会場[/caption]

今週の日曜日(3/19)に迫った板橋Cityマラソン2017のレース戦略という程のものではないが、一応はフルマラソンを走る上での基本方針のようなものを考えておきたいと思う。2015年のヨロンマラソン以来の2年ぶりのフルマラソンでありレース本番の感覚が薄れているので、レース当日の雰囲気で思いもしないことをしでかさないように考え方をまとめておいた方が良いだろう。

しかし、何を予め考えたところで、スタートしたならばその時の感覚で気が変わることは大いにありうるのだ。今までに何度経験したことであろうか。今回も例によって前半オーバーペース、後半失速という私のフルマラソンのパターンをなぞるだけのことになるのか、それとも、自重して何かしらの実りのある結果を生むことができるのだろうか。とりあえず、レース戦略・方針だけは決めておきたいと思う。

最初の5kmのペースはキロ6分20秒前後で入りたいと思う。自分のスタートブロックの後方からスタートしてもキロ6分20秒ペースでは、おそらくどんどん抜かれる一方になるであろう。しかし、そこでキロ6分を切り込むようなペースで入ることは避けたい。多分、20kmまではもつだろうが、おそらく中間地点前後で左ひざに異変が起こることが予想される。キロ6分30秒を超えるペースだと少々遅すぎるかも入れない。なので、キロ6分20秒くらいのペースが妥当であろう。

10~15kmまでは特に左ひざの様子を伺いながら、キロ6分20秒前後のペースを維持したい。そして、20~25kmに近付くに従って、おそらく、左ひざに疲労痛が発生することが考えられる。うまくいって、30kmまでは何とかキロ6分20秒ペースでもつだろうが、それ以降は左ひざの疲労痛が激痛に変わらない保証はない。これはその時の様子見としたい。

30km地点でひざの調子とスタミナの残り具合から判断して、余力がありそうであればキロ6分20秒ペースから徐々にペースアップを図る。現状維持を実感したら、イーブンペースを狙う。もし、ひざに激痛の気配があれば、その後はひざに影響のない程度のペースのジョグに落とす。

一貫して言えることは、仮にひざに疲労痛が出たとしても、レース後1週間の休養でトレーニング再始動ができるレベルのダメージで食い止めることが必要だと言うことだ。前半から無理をしたり、後半追い込みすぎ故障したりして、結果としてしばらく走れないようなことのない程度にとどめるということだ。スタート後の走り出しが調子が良過ぎて「今日はひとつサブ4を狙おう」等と思うことの無いようにしたい。トレーニングレベルを超えた負荷がかかって腸脛靭帯炎のリスクが出てきたら最悪の事態になる。

目標タイムは、4時間30分。できれば、ネガティブスプリットを狙う。何れにしろ、5km単位での様子見ランニングになるであろう。それなりのトレーニングで、30kmまではキロ6分20秒ペースで余力が残るスタミナが付いているものと思われる。30km以降はその時のお楽しみと言うことにしたい。果たして、それ以降ペースアップができるか、あるいは、ゆっくりジョグを余儀なくされるのか。ある意味、自分の身体がどう転ぶのか楽しみである。

何れにしろ、3年ぶりの板橋Cityマラソンである。東京在住時、かつては毎日走っていた荒川河川敷でのフルマラソンを十分楽しんで走りたい。周りの風景も、一緒に走るランナー達の姿も、きっと新鮮に感じることだろう。

マスターズマラソン界のレジェンド逝く

つい昨年の11月にカナダのトロントウォーターフロント・マラソンで85歳以上クラスの世界新記録を打ち立てたEd Whitlockさんが亡くなった。この記録は85歳でサブ4となるもなので驚きだった。(しかし、更に驚きなのは73歳でサブ3で走っているということだ。)

このEd Whitlockさんの人生を思うに、正にランニングと共にあった人生だったと言えるのではないだろうか。1週間に100マイル走るとか、3時間走や4時間走の実施という内容の記事を見るに、とてつもない記録を出すにはやはり走る距離を積み上げることが必要なのかもしれないとも思う。自分も加齢を理由に自分に限界を作ってしまうのは、まだまだ時期尚早なのかもしれない。

自分について考えると、少なくとも、2011年に出したフルマラソンの自己ベスト3時間45分というタイムを上回ることはもうできないと決めてかかることだけはやめることにする。これから順調にトレーニングが進めば、来年当たりはあわよくばフルマラソンの自己ベストに挑戦できるチャンスも出てくるかもしれないと思うことにする。

来週の板橋Cityマラソン2017ではさすがにサブ4すら無理であろうが、春から夏のトレイルランを中心にしたトレーニングでスタミナを付けて、来年の秋から冬以降のマラソントレーニング次第ではサブ4への復帰と自己ベストへ肉薄する事だって可能であるはずである。

そして、故障をせずにブランクを作らず順調に走り続けることさえ継続できれば、まだまだサブ3.5を達成して別府大分毎日マラソンへの出場も見えてくるのではないだろうか。とにかく、ロードであれ、山であれ、走り続けることである。それも、3時間、4時間、そして、時には6時間以上も。

Ed Whitlockさんの85歳でサブ4で走った人生を思い起こす度に勇気がもらえる様に思う。自分にだって、まだまだできることはある。加齢を理由にしてチャレンジを諦めることだけは絶対にしない。自分なりにうまく工夫をしながら目標をクリアしていく人生こそが、一度しかない人生自体を豊かにしていく。いつ終わるかは分からないが、いつかは終わる人生。悔いの無い様に明日も走ろう。

板橋Cityマラソン2017前のロング走

[caption id=“attachment_1481” align=“alignnone” width=“640”] 2017年2月22日の河口湖からの富士山[/caption]

来週の3月19日(日)に開催される板橋Cityマラソン2017への参加は久々のフルマラソンとなる。前回のフルマラソンが2015年3月のヨロンマラソンだったので実に2年ぶりである。2年前の与論島での記録は、トレーニング不足とヨロンマラソンのタフなコースに撃沈を余儀なくされ、何と5時間オーバーの大失速であったのを思い起こす。板橋Cityマラソン自体は2014年以来の3年ぶりの出場。前回の3年前は久々のサブ4復帰を果たした年だった。

ヨロンマラソン後、2015年は慢性的なトレーニング不足の中で、9月にSTY、10月にハセツネを何とか完走を果たしたが、直後に十二指腸潰瘍に倒れた。そして、2016年の4月までは全く運動はせず、この2017年の3月まで徐々に復帰への準備を続けてきた訳である。

3年前の板橋Cityマラソン2014では、3時間58分とギリギリでサブ4復帰を果たしたが、その当時の状態と3年後の今回状態とでは、かなり今回の方が落ちる。2016年の夏は山登りを中心に秋以降は徐々にフルマラソンのトレーニングをそれなりに行ってきた。しかし、10月に出場したトレイルレース(富士山原始林トレイルラン)で右膝の古傷の痛みが再発して、思う様なマラソントレーニングは実施できなかった。

それでも、フルマラソンの無難な完走を目指して、ポイント練習ではLSDから始めて30kmロング走まで不十分ながら何とかこなすことはできたとは思っている。2016年の12月以降で実施したポイント練習は以下のみ。

2016年12月 [LSD]2時間7分57秒(7'27"/km) [LSD]2時間16分04秒(7'30"/km) 2017年1月 [LSD]2時間30分56秒(7'33"/km) [LSD]3時間00分04秒(7'33"/km) 2月 [ロング走]25.32km(7'19"/km) [ロング走]25.73km(7'19"/km) [ロング走]30.37km(6'59"/km)※4週間前 3月 [ロング走]30.00km(6'58"/km)※2週間前:22km過ぎ失速 [ロング走]20.30km(6'23"/km)※1週間前

3年前のサブ4を達成した時の直前の状態では、30km走であればキロ6分ペースで十分走り切れていたので、それとの比較で今回を考えるとトレーニングはサブ4レベルには全く到達していない。レースペースをどのくらいに設定するかはまだ決めていないが、あと1週間の調整がうまくいったとしても後半の膝痛は避けられないので4時間30分前後のタイムに落ち着くのではないかと予想する。

富士山麓へ移り住む前、東京在住であった頃、板橋Cityマラソンのちょうど折り返し地点付近に住んでいた。なので、よくあの荒川河川敷で走っていた訳で、30km走などでコースの折り返し地点から逆にスタート地点に向かって15km走って戻ってくるなどということを繰り返していた。ある意味で、板橋Cityマラソンは(初出場の時は荒川市民マラソンであったが)思い出深いレースである。強風と東日本大震災で2年連続中止になったり、まだトレイルランニングへ移行する前、フルマラソンのトレーニングを始めたばかりのころの懐かしい思い出がたくさん詰まった場所である。その場所へ3年ぶりに帰り、楽しんで走りたい。

UTMF2016公式DVDを観た!

UTMF2016の公式DVDを発売開始後の3月になってから注文し、昨日届いたので観てみた。当初は、自分は参加していないし、UTMFはコース短縮、STYは途中中止ということで、正直、購入意欲に欠けていたことは事実である。

しかし、UTMF2016公式DVDを観るに、やはり今年のDVDも購入してよかったと思うに至っている。大会運営サイドの苦悩や参加選手の失望感が伝わってくる以上に、それらの当然ではある思いを乗り越えた所にあったそれぞれの人々の新たな境地が垣間見えるDVDとなっている。

特に感銘を受けたのは、UTMFで9位に入賞したネパールのサンゲ・シェルパ選手のメッセージである。このUTMFがこれからもずっと続いて欲しいと言う願いと共にサンゲ・シェルパ選手は関わる全員に語り掛けてくれているかの様である。

日本人として、今回の様な状況となっても、次回もまた参加したいと言ってくれる特に海外から日本に訪れてくれた選手達には感謝を忘れてはならないだろう。UTMFがこれからも長く続いていく特別なレースとなるために課された試練の様な今大会であったが、今回のDVDからほとばしるUTMFを愛する人達の情熱がどの年のDVDよりも伝わってくる内容であったと思う。

私もこの年のDVDも何度も観ながら、一歩ずつUTMFのスタートラインを目指して進んで行きたい。

ウルトラトレイル・マウントフジ2016(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI 2016)

 

UTMF2018の参加資格

2017年3月3日の時点で既に、来年2018年の春に開催が予定されているUTMF/STY2018へのエントリー資格が公表されている。要は、規定されているポイントを満たさなければエントリーすらできない。UTMF2018へのエントリーはポイント不足でSTYへのエントリーを目論むつもりでいた訳なのであるが、この2018年のエントリー資格発表で少々変化が出てきた。

・大会エントリー開始日の3年前から前日までの間に、国際トレイルランニング協会(ITRA)がポイントを認定しているレースに出場・完走し、下記の規定ポイントを獲得すること。 ・UTMF 最大3レースで12ポイント以上 ・STY  最大2レースで5ポイント以上

上記で一番ありがたいのは、国際トレイルランニング協会(ITRA)の規定ポイントに従うことになったこと、そして、エントリー開始日から3年前まで遡れることである。これにより、私の2015年に完走したSTYとハセツネも対象に入り、更にITRA規定ポイントではSTY2015で4ポイント獲得となり、現在、2レースで8ポイントあるということになった。

従って、大会エントリー2017年10月16日までに、あと1レースで4ポイント取得すれば、何と夢のUTMFにエントリー可能となる。つまりは、ハセツネ/STYクラスのトレイルレースを一つ完走すればよいということになるのだ。

2017年のUTMF/STYが延期になり、UTMFへエントリーを試みることができるのは2019年以降かと思っていた矢先に、この知らせ。私でもUTMF2018への可能性が出てきたことになるので、人生に明るい希望が出てきたと言える。

しかし、これらの希望をつないでいくには前提がある。まず一つには、十分なトレーニングを積み重ねていかなければならないことである。もちろん、秋までに70kmクラスのトレイルレースを完走できなければ問題外であるので、2018年の春に向けて地道に山を走ることである。

そして、更に大前提であるが、エントリーしても必ず出場できる訳ではない。抽選であり、倍率も決して低くない。東京マラソンよりは抽選倍率は低いとしても、抽選で外れる確率の方が高い訳だ。要は、エントリー資格を満たすポイントが取得できて大喜びしても、その後に抽選で外れて大いに落胆する可能性の方が高いのである。

抽選となる場合は、確実にそのレースに出場できるかどうかは分からないので、可能性の高いケース(外れた場合)を十分に想定してこれから考えていく必要もある。また、抽選で当選したとしても、2016年の様にレース当日の天候で中止にだってなり得るので、全てを受け入れる姿勢で前だけを向いて進んでいこう。

富士登山競走2017のエントリーは3月21日

本年2017年7月28日(金)に開催される第70回富士登山競走のエントリーは、2017年3月21日(火)午後9時~ということである。おそらく、今年もこの時間帯には日本全国からのクリックがエントリーサイトに集中して、山頂コース及び五合目コース何れも凄まじいクリック合戦が繰り広げられるであろう。

かつては私も1度だけ山頂コースの完走を目指したが、上りロードのスピードの余りの無さから五合目関門で敗退している。

<今までの参加結果> 富士登山競走2011(五合目コース):2時間21分 富士登山競走2013(山頂コース):2時間24分[五合目関門リタイア]

今年2017年の実施要項を見て、一瞬、五合目コースから再チャレンジしようかと本気で思ったが、数分後に我に返った。今の状態では、たとえ猛練習を積んだあと4ヵ月後の7月であっても情けない気持ちになって打ちのめされるだけだと現実を直視したのだ。

段階的なトレーニングで走力を戻し、更に向上させていかなければならない。また、50代になってからの心肺機能の衰えは余程の努力を積み上げないと現状維持ですら困難である。

更に、五合目コースを楽しんで走るだけならよいのだが、山頂コースへの通過点と捉えるのであれば、五合目コースを目安となる山頂コース五合目関門の2時間15分で走りたいところだが、走力のピーク時だった2011年ですら2時間21分なのだから、今年更に6分短縮するのは困難な話である。

また、毎年のエントリー時のクリック合戦を勝ち抜ける保証はない。

富士登山競走とは、フルマラソンで3時間30分程度の走力を持つ者が、まずは五合目コースのエントリー時のクリック合戦に勝ち抜き、そして、上りのロード及び登山道を駆け上るトレーニングを積んで、まずは五合目コースで山頂コースの参加条件を満たすことから始まる。そして、更に、山頂コースのエントリー・クリック合戦に勝ち抜き、更に更に、今度は五合目以上の山岳コースのトレーニングを十分積んで初めて完走できるのではないだろうか。

フルマラソン4時間程度の走力であったら、余程、山岳ステージに強くなければ完走は無理だろう。サブスリーの人であれば、そこそこの山岳対応ができれば完走は問題ないに違いない。

私の様な者は、まずはフルマラソン3時間30分程度のスピードを身につけなければ話にならないのだろう。しかし、それが今は無理なのだから仕方がない。今後のトレーニング次第で手応えが出てきてから富士登山競走への再チャレンジを検討することにしたい。