人生は巡る季節の様に

UTMFと別府大分マラソンを目指す!ランニング人生の軌跡

STY2012は本栖湖でタイムオーバーだった(2)[北山~天子ヶ岳]

北山WT(18km地点)では水をマイカップでもらう。腰を下ろし、ウィグライを一つ投入。 空腹感や脱水症状はない。ここでストックを取り出し、以後ずっと使用。 (注:2014年はストックは禁止となっている。)

次の西富士中学校までは10km。この間は開けた追い越し不可能な道が続く。 アップダウンが結構あり(作られた階段多し)、ストックを使用した左脚に負担のかからない動きをとる。 この間は既に、ほとんどストックを利用したノルディック・ウォーキング。階段を降りる時には左膝外側に痛みを少しずつ感じる様になってきた。 ついに来たか!という感じ。でも、痛むのは下りの着地時だけなので、ストックを駆使して何とかなるという自信はあった。

西富士中学校のエイドステーション:28km地点に到着。予想通り速く着いたという感覚があった。(14:12) ここの関門時刻が18:00なので、4時間近く余裕があった。 (注:2014年はエイドステーションを出発する時刻が関門時刻となっている。) 30分ほど休んでから次の天子山地へと進もうと思っていた。補給は水をマイカップにて。列に並んで富士宮焼きそばをもらう。お汁粉2杯。甘酒1杯。バナナ2切れ。オレンジ1切れ。チョコパン1個。腰を下ろし着替える。ハイドレーションの水は1.5Lから1L程度までしか減っていない。ペットボトルの水をハイドレーションに入れ、エイドで500mlの水をペットボトルの中に入れてもらう。

そして、トイレを済ませ、この後に装備チェック。ここでまた長蛇の列に並ぶことになる。 (注:2014年は装備チェックはスタッフによるものではなく、自己申告制となっている。) 出発前、最後にメディカルチェックということで膝の屈伸を5人位ずつで医師(福田六花氏)の前で行う。 その膝の屈伸時に左膝外側に軽く痛みがあり、一瞬不安がよぎるが、ストックによる下り負荷削減手法に自信があったので大丈夫だと思って、いざ、天子山地へと突入した。 (注:膝の屈伸チェックの時に痛み等があると医師にスタートを止められます。私はあえて痛みを無視して突き進みましたが、今から思えばもう少し休んだ方が良かったかもしれません。)

西富士中のエイドステーションを出てからしばらくは人里を進み、スタッフの人や住民に声を掛けられる。 何度も「ありがとうございます!」と返答する。さあこれから天子山地だという緊張した気持ちになってくる。そして、いよいよ登山口に到着。熊鈴をつける。 ここから上りが延々と続く。覚悟はしていたが、これ程上りだけが長時間続く山登りは初めてだった。 ギザギザに上るのではなく、ほぼ一直線に上っていく。直ぐに息切れ状態になり、以降はゆっくりとしたペースで上ることになる。 一つ目の天子ヶ岳の頂まで到着したら、その後今度は急な下りだ。今までに下りたことのない様な未整備のままの登山道という印象。普通に下ったら膝への負担は大きいと思い、下りはゆっくりとストックを駆使して左膝をかばいながらとなった。

依然として抜くよりは人に抜かれる方が多い状況。 後ろから人が近付いたら道を譲る。ストックを駆使した下り方はマスターしたので、下りを痛みを感じることはほぼなくなったが、ゆっくりなので進むのは遅い。 長い下りを下った後は、次の長者ヶ岳への上りへと続く。また似た様な上りと下りが始まる。

(づづく)

STY2012は本栖湖でタイムオーバーだった(3)[長者ヶ岳~毛無山]