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UTMFと別府大分マラソンを目指す!ランニング人生の軌跡

河口湖畔側から直接、御坂黒岳へ【失敗】

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河口湖畔側から望む御坂黒岳)

朝から先日の坂道走(白滝林道)の疲労が予想以上に残っていた。
この日、予定していた長時間のトレイルランを行うには疲労があり過ぎ、普通にジョギングする気も全く起きなかった。
そこでそれに代わるトレーニングとして、今まで登ったことのないルートで御坂黒岳へ登ろうと思い立った。3時間もあれば戻れるのではないかと安易に考えた。

今までは黒岳へは三つ峠から天下茶屋を経由して御坂山・旧御坂峠からしか行ったことがなかった。今回は、いつか登ろうとしていたルート:河口湖畔側から直接黒岳へと向かう。

昭文社山と高原地図2013には、この南稜から黒岳へ登るルートは野天風呂「天水」から始まっている。それに従って進むことにした。

『登り口は「天水」手前の右手の橋か「天水」上部右手の小堰堤を渡る』とある。

天水までは分かる。そして、確かに天水手前には橋がある。
まず、橋を渡り川沿いに左折して進むと工事現場の事務所の様な建物があり、「立ち入り禁止」の表示がある。建物は廃墟状態に見えた。

橋まで引き返して、次に天水の上部へ向かう。上部には道のようなものが続いていると思われ、確かにコンクリートでできた橋の様なものを渡った。しかし、小堰堤が何のことか分からず先に進む。しかし、続いているのは登山道ではなく荒れ果てた林道の様な道。

どう考えても登山者が通る道ではない。しかし、先に進んでみると、道はますます歩きにくくなり、道は二手に分かれている。とりあえず右に進むと廃墟となっている会社跡が出てきた。更に進むがそろそろ引き返した方がよいと思われ、汗だくのまま引き返す。かなり登ってきた様だ。

二手に分かれている道の今度は左側に進むと、もう何十年も前の車が数台廃棄されていた。更に進むと石垣が多数出てきて、以前はこの当たりにも人家があったかのようにも思える。天水より先は以前は別荘地だったのかもしれない。今はその影もない。

結局、天水まで戻ることになるが、そもそも登山道によくある赤いリボンのような目印が一切なかったので、それを探しながら戻る。
そしたら、偶然2,3まとまって枝から下がっているのを見つける。そこは、天水手前の橋を渡らないといけない場所。つまりは先程の立ち入り禁止だった廃墟事務所の先だった。

立ち入り禁止を突破して調べようと思ったが、おそらく赤いリボンの先にある急坂から始まる尾根沿いの道へ続くルートが登山口だと思われる。立ち入り禁止エリアを突破して進むしかない様だ。しかし、どうしてこんなに登山口が分かり難くしているのかと思うが、ここから黒岳に登る人などまずいないのだろうと思う。

時間もかなり過ぎ、心身共に疲れてしまったので、その日はそこまでとしてその先へ進むのは諦めた。
立ち入り禁止の先に登山口が果たしてあるだろうかとも思えるが、次の機会にはその周辺を更に調べてみたいとも思う。しかし、このルートは無理して登る必要のないものだとも思われる。登山口が直ぐに分からないこと自体がこのルートの廃れを物語っているようだった。