人生は巡る季節の様に

UTMFと別府大分マラソンを目指す!ランニング人生の軌跡

白山ジオトレイル

Sany3737
別当出合・砂防新道から登りつつ、白山山頂を見上げる。8月初旬)

8月の始めに白山に登った。ルートは一般的な別当出合から砂防新道を進み、室堂平から御前峰を目指すというもの。帰りは観光新道を経由して別当出合まで戻った。
観光新道は白山ならではの花が綺麗に咲きそろっていたが、さすがに白山(越前)禅定道の一部となっているためいつ終わるとも分からぬ厳しいアップダウンが続いた。まだ下山だからよいものの上りはかなりの体力を要するかもしれない。

この越前禅定道もそうであるが、山頂の御前峰からお池めぐりのコースにもトレイルランナーがいた。立山でもそうであったが、修験者の如く霊峰には多数のトレイルランナーが現れる。富士山、立山、白山の日本三霊山も既にトレイルランナーのトレーニング場所となっている様だ。

この8月に白山で「白山ジオトレイル」というアドベンチャーレースが行われていた。(2014/8/23-29)
このレースは250kmを7日間かけてステージ制で行われる。各キャンプ地を早朝出発してその日の夕方までに次のキャンプ地を目指す。毎日テント泊となる。食料は自分で全て持って移動する。キャンプ地で水だけが主催者から配給される。これを7日間繰り返す。途中で食料を補給することはできない。

ルートは白山ひめ神社をスタートして加賀禅定道を進んで白山山頂を目指し、今度は越前禅定道を下り、またスタート付近まで戻るという250kmである。
制限時間はゆるく、歩いても7日間でゴールできる設定となっている。テントの設営をする必要はなく、シュラフやマットを持参で用意されたテント内に眠ることになる様だ。

2013年から開催されていて、2014年は2回目の開催となる。今年は250kmの部には20人がエントリーしていた。(100kmの部もあり、18名の参加)今年は大阪の50代の男性が優勝した。

この白山ジオトレイルであるが、非常に興味をそそられる。
毎日十分に休養が取れるステージ制となっているので、途中で諦めさえしなければ完走できそうであるが、ウルトラトレイルというよりは十分な山岳縦走経験を要するであろう。山岳縦走の拡大版かもしれない。
また、参加費が少々高いのが気になるが、アドベンチャーレースであり参加者が少ない分これは仕方ないことであろう。

TJAR(トランスジャパンアルプスレース)よりは体力的には明らかにこちらの方がハードルが低いが、全行程食料持参なので食料計画などが難しそうである。レース自体も山岳縦走のベテラン向きであろうと思う。
もし私がこの白山ジオトレイルに出場するのであれば、その前にテント泊縦走登山を十分に経験しなければならない。

国内でも様々なアドベンチャーレースが出てくるようであれば非常に面白いことである。