人生は巡る季節の様に

UTMFと別府大分マラソンを目指す!ランニング人生の軌跡

熊野古道・中辺路を歩く(2)

1414650722416.jpg 滝尻王子から近露王子までは約13kmであったが、今回の近露から熊野本宮大社までは約25.5kmである。 これを10時間程度では歩く予定ではあった。(余裕があれば、熊野本宮からこの日の宿のある湯の峰温泉までの大日越を試みるつもりでもあった。) よって、その日は近露の宿を7:30には出発した。 熊野古道・中辺路には近年紀伊半島を直撃して多数の被害を出した台風の影響で、途中で通行止となっている箇所があった。 迂回路が準備されていたが、実は迂回路の方が本道よりも厳しいのではないかと思わざるを得ないくらいにハードな登山道であった。 ここで諸事情が重なり、大きなタイムロスを生じてしまい、この日のルート変更を決めた。 結局は熊野本宮大社まで行くことを諦めて、赤木越のルートから湯の峰温泉を目指すことにした。 しかし、赤木越の途中で日没となりヘッドライトを使うはめに。 山中で暗闇の中をライトを点けながら進むのは昨年のハセツネ以来。 でもこれが実は楽しくてたまらなかったが、日没後一時間あまりで目的地までは到着してしまい一時の山中夜間歩行が終わった。 この日、近露を出発してから歩いたのは結局のところ、約28kmで11時間の道のりだった。 熊野古道・中辺路は過去に発心門王子から熊野本宮大社までは歩いたことがあったので、一応は中辺路のメインルートはこれで踏破したこととしたい。 2日間中辺路を歩いてみて、やはりロングトレイルは進む標高レベルに関わらず面白く思われた。 今回は予定外の夜間歩行もあったのでなおさらだった。 また、今回はマラソントレーニングという意味では、効果的な山岳LSDとなったかも知れない。