人生は巡る季節の様に

ランニング人生の軌跡

ポケモンgo plusとランニング

朝であれ日中であれ、ジョギングをしている最中に、ポケモンgoをしながら同じくジョギングをしている男性ランナーをよく見かける。走っているかと思えば、いきなり立ち止まってスマートフォンを見つめ画面を上下にスワイプする。明らかにポケモンgoであろう。湖畔の公園などではスマホを眺めながら歩き回る光景はよく目にするが、自分がそうであるからなのだろうがスマホを片手に持って走っている姿も目に付く。

もちろん、人混みのある様な場所で走りながらスマホを眺めることは至難の業であり、勧められることではない。人の多い街中ではまず無理であろうし、するべきではない。前後左右を常に気にしながらスマホ画面を操作するのはかなりの技術を要するし、いつ事故に発展するかも分からない。都会等では歩きスマホは禁止となっている場所が多いが、田舎町ではやれば可能ではある。歩いても走っても周りにはほとんど人も車も存在しないし、特に早朝まだ薄暗い時間帯ではなおさらである。しかし、いつどんな事態を引き起こすか分からないので、どこであっても走りスマホは勧められるものではない。

走る時にはスマホ画面を見続けることはせずに片手に持つだけ。ポケモンが出現すれば振動で通知されるので、後ろを確認してから道の脇に立ち止まりスマホ画面を操作する。操作が終われば、前後を確認した後にまた走り始める。画面をチラチラ見ながらポケストップを回す。これの繰り返しである。もちろん、人とすれ違うことがあれば画面など見る余裕はない。

1kmも走らないうちに膝に違和感を感じるリハビリ期には、ポケモンgoは有効であった。どうしても無理して今まで通りに走ろうとする意識が働くので弱い負荷でとどめることができない場合が多い。そんな時にポケモンが出現してくれると膝に違和感が出る前に走りにストップがかかり、良いタイミングで膝の屈伸等の機会を得ることができるのだ。その連続により何となく30~40分、立ち止まる時間を含めると1時間ほどの時間を膝に無理のない負荷で適度に体を動かし続けられる。

そんな走り方も徐々に膝が回復してくるとポケモンの出現により度々走ることを止められるので、トレーニングとは言い難い事態に移ってくる訳である。ジョギングは走り続けなければ意味がない。度々立ち止まるのでは足腰や心肺機能の鍛錬にはならない。それならばポケモンgoを起動せずに走ればよいのであるが、実はポイント練習の快調走で通常通りのトレーニングの結果、スピードの出し過ぎで完治寸前かと思われた右膝に再度痛みが戻ってきてしまったのだ。(この時のペースはキロ5分30秒)

ポケモンgoを面白いと思っている間、このポケモンgoとのジョギングはリハビリ期間は有効であると思えた。しかし、そのリハビリジョグをいつまでも行っているわけにはいかない。徐々にマラソントレーニングへと移行していかなければならない。そこで、ポケモンgoランニングが飽きるまではと思い立ったのがポケモンgo plusだった。これならリハビリジョグでも立ち止まる必要がない。そして、ゲームの仕様では時速10km(キロ6分)ペース以上で移動する場合は機能しないということである。このキロ6分というペースでは現状走ることはないのだ。

何れは右膝も完治しキロ6分で常時走る時が来るであろうし、ポケモンgoランニングから離れる時も来るであろう。ポケモンgoのAR(現実拡張)技術を利用して表現する世界観は非常に興味深いし、この先どの様な展開を続けていくのかも非常に気になるところでもある。しかし、ポケモンgoランニングを終えるときが来るだろうし、その時がマラソントレーニングの走り込みに入る時でもあろうと思っている。

40代以降にフルマラソンのトレーニングを始めて一度ピークを迎えたランナーが故障等で走ることから遠ざかってしまった後に再度走り出すのには多大な努力が必要なのかもしれない。正にゼロからの出発に近い様なものだ。そんな中高年ランナーの再始動にポケモンgoランニングは有効なのだと思う。メリット、デメリット様々あるであろうが、とにかく運動をもうやめてしまうのではないかという状況であった人が、また新たな目標に向かって走り出すきっかけを与えてくれるのだから、それはそれでよいのではないだろうか。少なくともポケモンgoそしてgo plusは低度のランニングを楽しくしてくれる。

ポケモンgoとランニングに関する考察はこれからも随時記していきたいと思う。