人生は巡る季節の様に

ランニング人生の軌跡

UTMF2014はボランティア参加

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(画面右側から上ってきて、左側のロードに進んでいく。この場所で選手を誘導した。)

2014年4月25日(金)~27日(日)はウルトラトレイル・マウント・フジ(UTMF : ULTRA-TRAIL Mt.FUJI)が富士河口湖町八木崎公園をスタート&ゴールとして開催された。今年で3回目となる。
今年はスタート後に富士山を右回りに回る。昨年は逆の左回りだった。
ちょうど自宅近くを、今年はスタート後、昨年はゴール前に選手達が通過することになる。
昨年はUTMF、STYの選手達が断続的に自宅近くを日夜通過して行ったが、今年はスタート後にある程度の縦長の集団で通過するだけである。

昨年はトップ選手が通過する時刻には沿道で応援したが、今年に関してはボランティアとして大会に参加した。
ただ、大会本部募集の正式なものではなく、主催者側から非公式に依頼された誘導員としてスタート前後の数時間のみの参加である。
但し、コース誘導したのは山の上だった。

UTMFのルートは八木崎公園スタート後、河口湖大橋を渡り一旦湖畔沿いに入り、川沿いに渡船場口から御坂道を進み、河口浅間神社脇の白滝林道を上る。そして、西川新倉林道から霜山を超えて富士吉田(第1エイド)へ下るというルートである。
河口浅間神社の1km程奥に母の白滝がある。
誘導場所は白滝林道沿いに母の白滝まで車で行って、そこから山をゆっくり40~50分程度上った場所にある。
林道のゲートを空けて選手たちの進む道を誘導するのだ。

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前日に既にマーキングがされており、スタートの15時には指定された誘導場所で待機する。
スタートからほぼ10kmの地点であったが、1時間も経たないうちに先頭の選手がやって来た。
先頭は外国人選手の4人の集団。上りをものともせず淡々と走り上っている。
その後はバラバラと選手が過ぎて行く。

私は誘導係ではあったが、応援もする。
一人一人に向かい、「頑張ってください」と拍手を送る。
通過人数が増えだしてからは数人に対しての「ガンバで~す」に変わった。
そして、後続の選手がばらけてきたらまた一人一人に声を掛ける。

最後尾の選手にはスイーパーが2人着いている。
外国人選手だったか、最後の選手が通り過ぎて誘導員の仕事は終わり。
後は林道のゲートを閉めて下山をするだけだった。

1,000人以上の人達が通り過ぎるのを見ていた。
169kmのうちの最初の10km地点であったので、まだ多くの選手達は元気だった。
選手の笑顔もあった。外国人選手の日本語での「ありがとう」も。
ボランティアは2010年の東京マラソンで給水スタッフをやって以来だった。
いつもはこちらが選手としてボランティアの皆さんのお世話になっている。
今回は逆だった。選手達に精一杯の思いを込めての声を掛けようと思った。

UTMFでは選手とボランティアを結び付けているのは富士山だ。
富士山があるからUTMFがあり、それに関わる人達の思いもある。
大会実行委員長の鏑木さんはよく「富士山の神様に感謝する」という言葉を使うが、正にとの通りだと思った。

霊峰富士の麓を巡る制限時間46時間の旅は正に人生そのもの。
夜があり朝があり、闇があり光がある。
上りがあり下りがあり、寒さがあり暑さがある。
一人で走り、また、名も知らぬ誰かと併走する。
孤独がありエイドステーションでの心の触れ合いがある。

富士山麓を一周した後にきっと誰もが生まれ変わる。
そして、来年またここに戻って来る。
富士山の神様に導かれて。