人生は巡る季節の様に

UTMFと別府大分マラソンを目指す!ランニング人生の軌跡

2017年はランニング日誌を再び手帳に書き込む

[caption id=“attachment_1419” align=“alignnone” width=“640”] 12月16日早朝の富士山[/caption]

2008年7月からフルマラソンのトレーニングを開始した。始めた頃は毎日の様にランニング日誌をつけていた。その頃は月刊ランナーズを定期購読していたので、付録としてついていたランナーズのランニング日誌をそのまま利用していた。毎日、せいぜい5行程度の内容であったが、その日の走った距離や時間、調子、走り終えた後の状況等を小まめに書き付けていた様だ。そして、5年ほど経った後に、月刊ランナーズの定期購読を止めた年にランニングダイアリーを書き付けることもやめてしまったのだった。

ちょうどトレーニング量が激減してくる頃だった。フルマラソンの自己ベストも頭打ちになり、東京から引っ越した時である。新しいランニング環境で試行錯誤するがなかなかモチベーションも上がらずにいた。そんな時、ランニング日誌を書くのを再開してみたことがあった。ランニング日誌はランナーズダイアリーから市販のダイアリー(以下のシリーズ)に変えた。書き込む内容を増やしたかったからだ。年間目標から年間・月間スケジュール、もちろん日々の記録やその一週間を振り返るウィークリーメモも付いている。月間ランナーズの付録のランナーズダイアリーからランニング日誌もグレードアップした訳だったのだが、そのランニング日誌も1年も続かなかった。

結局、モチベーションは低いまま、ランニング日誌もつけない日々が続き、徐々に体力は退化し、たまたま2015年にはSTY、ハセツネと完走した後に十二指腸潰瘍でその後半年間、完全に運動をやめてしまったのだった。今年2016年の春~夏頃から再び走り始めたのだが、休養による体力の退化と再開後に再発した右膝の痛みのため今ひとつモチベーションが上がらずくすぶっていたと言ってもよいかもしれない。

そして、2017年からは再度、ランニング日誌を導入することを決めた。(以下)

 高橋 手帳 2017 ウィークメモ付きダイアリー A5 No.62

これは、月刊ランナーズの付録から替えたものと同じものである。やはり、毎日のランニングと向き合うためにはランニング日誌が最適である。SNSやブログに打ち込むのとは異なり、実際にあれこれ考えながら手書きで書き込む方が頭を整理できる。特に読み手を気にする必要もなく、自分自身と真に向き合うことができるのだ。何回もブログ等をランニング日誌に代用することを試みるが、どうしても長くは続かない、と言うより無理だ。手書きの日誌に勝るものはない。少なくとも、手書きのランニング日誌が自分には合っている様だ。

日々のランニングを通して、残りの人生と真に向き合うためにも、このランニング日誌を書き付けていく。元々、10代、20代の頃は手書きで日記を書いていた頃もあって、人生の後半から終盤にかけても再びそこへ戻るということなのかもしれない。ネット時代に消滅してしまった何かをもう一度取り戻すかの様でもある。現在の12月は手帳の前年の12月の月間予定欄のみ利用しているが、来年からできるだけ長く続けたいと思っている。否、続けなければならないような気もしている。

UTMB2017のプレエントリー開始

来年2017年8月28日~9月3日にかけて開催されるUTMBのプレエントリーが開始されている。UTMBには5つのレース(UTMB、CCC、TDS等)があり、その中の最長距離170kmを制限時間47時間で走るのも「UTMB」である。一般的にUTMBと言えば、この170kmのUTMBを指す。

そして、「UTMB」と言えば、私のとっては夢のレースである。一昨年に富士山麓半周のSTYをギリギリ完走したのが、今年8月までの半年のブランク以前のレベルである。富士山麓一周のUTMFを完走できるまでのスタミナまでもまだまだ遠い。

UTMBはさておき、UTMFへの参加資格がまずない。それをこれからの1~2年で取得することがまず始めの第一歩となる。しかし、参加資格があってもエントリー時に抽選で当たらなければ走ることはできない。抽選で当たっても、完走できるだけの十分なトレーニングが必要となる。

そして、UTMFのエントリー資格が手に届くようになって、ようやくUTMBの話に移ることができる。UTMFへの道は地理的にも身近な世界でもあるので、まだ現実味があるが、現状ではやはりUTMBは海外レースであるだけに夢のレースである。更にルデジアン等は夢のまた夢であろう。

UTMBもプレエントリーはできても、エントリーは最終的には抽選となる。しかし、抽選で外れたとしても、翌年は抽選権が2倍になり、更に翌年も抽選で外れた場合にはその次の年には抽選なしでエントリーができるという。(以下のツイート参照)エントリー資格を3年間維持してエントリーし続ければ、3年に一度はUTMBに参加できるということになろう。このシステムにはかなり勇気付けられる。UTMFも同様にしたらよいのではないかと思うが。

ゆくゆくは海外の100マイルレースに挑戦したいが、その前に国内での実績を段階的に積み上げていかなければならない。ミドルクラス(40km前後)のトレイルレースを無難に走り切り、更に80km前後へと距離を延ばし、100マイル(160km)を射程圏内に入れたい。この1~2年で果たしてできるだろうか。ブランク前から、とにかくスタミナ不足が顕著なので、ゆっくりでも長時間体を動かし続けると言う体を動かし続けるというトレーニングが必要である。まだまだ、先は長そうである。

https://twitter.com/Dogsorcaravan/status/809160553339834369

ヨロンマラソン2017はエントリー募集中

2017年3月5日(日)に開催される第26回ヨロンマラソンのエントリーが11月14日(月)から開始されている様だ。締め切りは年明け2017年の1月22日(日)まで。定員は1100人という規模であるが、このレースはエントリーする以前に宿泊や往復の交通手段を抑えるのが困難なレースである。日曜日がレース本番であるが、前日の土曜日に与論島へ行ってレース後の日曜に帰ることはまず不可能である。那覇や鹿児島経由の飛行機はまずは開いていないし、フェリーでは那覇などに宿泊が必要となる。万が一、交通手段が開いていても、与論島の宿泊を確保するのが更に困難となる。いっそのこと、マラソンツアーに申し込んだ方が簡単であるが無論金額的に割高となるのだ。リピーターが多い大会でもあるので、与論島の宿泊はレース終了後に既に来年の予約が入ることも多いのだろう。飛行機の予約もマラソンのエントリー以前に確保してからエントリー開始日を待つということが必要だ。

私の場合はヨロンマラソン2015に出場している。コースは小刻みなアップダウンやカーブが多くて非常にタフなコースである。トレーニング不足で走ると地獄を見る。十分なトレーニングを積んでから走るか、完全にファンランとして楽しんで走るかであろうか。

そもそも2017年のレースにエントリーを予定していたのだが、エントリーを取り止めている。3月は板橋Cityマラソンの方に走ることにしたのは、やはり、復帰戦は無難に河川敷のフラットなコースを選んだとも言える。ヨロンマラソンのタフなコースでは復帰戦は厳しいかもしれない。また、わざわざ遠方の離島まで行くのであれば、もっと万全な状態で年代別入賞を狙えるくらいのレベルで与論島を訪れたいものである。

[caption id=“attachment_1222” align=“alignnone” width=“640”] ヨロンマラソン[/caption]

 

楽しみな年末年始の駅伝観戦

[caption id=“attachment_1406” align=“alignnone” width=“640”] 京都の高校駅伝の中継地点にある碑[/caption]

自分自身が市民駅伝を走る訳ではない。先日の福岡国際マラソンの様に冬のマラソンシーズンに行われる日本代表選考レベルのマラソンをテレビで観るのと同様に、年末年始に行われる駅伝、特に学生駅伝をテレビ観戦するのも毎年の楽しみである。

学生駅伝としては、10月の出雲駅伝出雲全日本大学選抜駅伝競走)と11月の伊勢駅伝(全日本大学駅伝)は既に終了し、青山学院大学が何れも優勝している。そして、年明けの1月2日3日には箱根駅伝東京箱根間往復大学駅伝競走)が行われる。これが一番の楽しみと言ってもよい。青山学院の3連覇、そして、今年の大学駅伝3冠が実現するか、あるいは東洋、駒沢、早稲田、山梨学院といったところが阻止できるかという焦点も面白い。

特に2020年の東京オリンピックをマラソンで狙う学生ランナーに注目している。さすがに箱根駅伝の間際の福岡国際には出てこなかったが、年明けの別府大分マラソン、東京マラソンびわ湖毎日マラソンには少なからず有力な箱根ランナーが出場してくるであろう。

また、元日には箱根ランナーとして活躍した卒業生が現れる実業団の「ニューイヤー駅伝全日本実業団対抗駅伝競走大会)」が行われ、こちらも楽しみである。箱根駅伝を沸かせた卒業生が実業団でどの様な走りをしているかを確認する意味でも面白い。そして、マラソンへの挑戦の期待したい。

更に、箱根駅伝等で活躍する前のランナーが出てくる「高校駅伝全国高等学校駅伝競走大会)」も年末の楽しみである。高校-大学-実業団という流れの中で、実力をつけていくランナーを追っていくのもまた面白い。

ちなみに、毎年1月には都道府県対抗駅伝が開催され、年末の高校駅伝、年初のニューイヤー駅伝箱根駅伝で活躍したランナーが多く出場して、それを見るのも楽しい。

この様にして10月以降3月まで駅伝とマラソンで賑わう訳であるが、それを楽しみに見つつ、その楽しみを自らの走るモチベーションにも転化することも有効なことである。選手の走りを見ることで、勇気付けられることは多い。

これからは年末年始から3月までは、毎週の様に何かしらの駅伝やマラソンが行われる。冬の寒さに負けず、サボり休養の誘惑を断ち切り、走り続けるにはありがたいことだ。当面は3月の板橋Cityマラソンへ向けて走り続けることだ。

[開催日・テレビ放送] 全国高校女子駅伝(12/25 NHK 午前10:05~11:54) 全国高校男子駅伝(12/25 NHK 午後0:15~2:52) ニューイヤー駅伝(1/1 TBS) 箱根駅伝・往路(1/2 日本テレビ箱根駅伝・復路(1/3 日本テレビ全国都道府県対抗女子駅伝(1/15 NHK全国都道府県対抗男子駅伝(1/22 NHK

アドベンチャーレースも目標となりうるだろうか

https://twitter.com/shoyoyu_running/status/806411048790073344

世界にはフルマラソンやウルトラトレイルレースというものと同様に『アドベンチャーレース』というカテゴリーのものがあるようである。

日本では、200kmを超える「さくら道国際ネイチャーラン」や500kmを超える「川の道レース」など、あるいは、トランス沖縄(沖縄一周)やトランス・エゾ(北海道縦断往復)があるが、いずれも通常のロードを進むものである。また、トランスジャパンアルプスレースなどは日本アルプスを富山から静岡まで縦断するが、基本的に登山道やロードを進む。

しかし、世界のアドベンチャーレースは道なき道を進む。管理されたコースがしっかりあるわけでは無さそうである。砂漠や原生林、川の中、雪上等を進む。砂漠マラソンや南極マラソンなどである。

近年は世界の超ウルトラマラソンやウルトラトレイルレースの枠を超えて、このようなアドベンチャーレースに出場する多くの日本人も出てきている様であり、私もこれらの冒険に多少なりとも興味はある。現状では国内外の100マイルのウルトラトレイルレースへの参加が目指すところであるが、その先、究極の目標はアドベンチャーレースの様なカテゴリーのものになるのかもしれない。

尚、生命の危険が伴う困難なレースであればこそ、安全性の確保から出場資格も厳しくなるのであろう。しかし、あるレベルを超えてしまった命知らずにとってはレースという枠組みすら不用かもしれないが。

フルマラソンすらまともに走りきれない自分にとっては、アドベンチャーレースなど夢の彼方かに思える。しかし、まずは100マイルレース。その先に見えてくるものが必ずあるに違いないとも思う。

何れにしろ、あれこれ考える以前に必要なことは段階的にトレーニング計画を立て、それを着実に消化していくだけである。確実にステップアップしていかなければならない。まずは今日、走ることである。

通常トレーニングへの復帰は近いか(そして、氷点下ランニングのスタート)

ジョギング10km (6分30秒/km)

これだけ見ると単なるつなぎジョグか、まあ普通のジョギングに見えるが、今まではこれすらできなかったのである。

本日のトレーニング:ジョギング10.2km、1時間06分34秒(6分30秒/km)

ようやく右膝を気にすることなく通常のジョギングで10kmを走ることができた。今まではどうしても右膝が痛くなることを恐れて距離もペースも控えめにしていた。しかし、今日の走りで何となく過去に何度となく行ってきている通常トレーニングに戻れる官職というものがつかめた様だ。

でも、調子に乗ってペースを急に上げていくと右膝の痛みが顕在化する予感はする。今日の走りでも気にならない程度にわずかに痛みは感じるが、完全に無視できるレベルである。このままペースを上げずに距離を延ばしていく方が賢明であろう。

従って、ペースはキロ6分30秒~7分30秒の間くらいで上下させ、通常(つなぎ)ジョグからロング走へ、あるいはLSDを繰り返すことをしばらくは続ける。そして、様子を見つつペースを徐々に上げる8km~12kmの快調走・ミドル走を導入する。そんな方向性が見えてきた。

10km(キロ6分30秒)のジョグが問題なければ、そのままキロ6分30~45秒ペースでのロング走を15km、20km、25km、30kmと伸ばしていく。それが先決である。そして、段階を経て8kmからキロ6分00~15秒ペース程度の快調走・ミドル走を合わせて行っていく。LSDもキロ7分30秒で120分から180分まで延ばす。

氷点下ランのスタート

そして、本日早朝のトレーニングスタート時の気温はマイナス2.5℃となった。しかし、思っていたよりも無難に走れた。気温は低いが冬の空気は透き通っているので、逆に爽快に走れると感じる。まあ、起きるのは段々辛くはなるが、冬の早朝ランニングはそれ以上の楽しさがあるものと思う。

さすがに、極寒暗闇ランニングは辛いので、外が明るくなり始める時間帯に走り始める配慮はするつもりである。日の出時刻の30分前くらいに走り始めるのが妥当だろうか。真っ暗ではなく、東の空が薄っすら明るくなりつつあるタイミングで走り始めるのがよい。辛いのは最初の1kmだけで、後は段々体も温まり、空も明るくなり気温も上がってくる。理想の日の出ランニングである。

氷点下何度まで続けられるかは不明であるが、極寒度が早朝の楽しみに感じられる様になればありがたい。

福岡国際マラソン2016-川内優輝・魂の走りに感動した

[caption id=“attachment_1390” align=“alignnone” width=“640”]東京マラソン2011 このレースでブレイクした川内選手が偶然映っていた 東京マラソン2011
このレースでブレイクした川内選手が偶然映っていた[/caption]

テレビ観戦ではあるが、昨日の第70回福岡国際マラソンでは川内優輝選手の魂の走りに魅了された。3週間前の右脚ふくらはぎ負傷により出場が危ぶまれたのだが、周りの反対を押し切っての強行出場であった。通常であれば欠場は当たり前であり、最後の日本代表選考レースであるのならばなおのこと、次の東京かびわ湖へスライド出場するのが普通であると思われるが、川内選手は違った。「招待された以上、全力を尽くす」という心意気が、まずはファンをしびれさせる訳だ。

そして、中間点を過ぎた頃に最後に1人残っていたペースメーカーも何故か途中離脱してしまうと、川内選手がペースを上げて前に出た。更にレースの主導権を取ろうとする外国人招待選手たちとトップ集団を形成したのだ。そこには日本人は川内選手しかいない。他の日本人選手は後方に徐々に遅れて着いて行けない。

もし、日本代表になることが目標ならば他の日本人選手の動きを見てペースアップした外国人招待選手に着いていくことはリスクを背負うことになる。しかし、世界で戦うことが目標であるならば、ここでトップ集団に着いて行かなければならない。川内選手は世界と戦うことを選んだのだ。

その後は、魂の走りにより、3位まで順位を上げてゴール。川内選手の最後まで目線の先に見えていたのは、元世界記録保持者のマカウと世界選手権銀メダルのツェガエ。世界で戦える日本人は現状ではもう彼しかいない。

確かに今回とは異なり序盤からハイペースだったとしたならば、川内選手も中盤以前で失速して今回の様な後半の戦いになることはなかったかもしれない。しかし、世界選手権もオリンピックも夏開催であり、序盤はスローペースで展開することは必至だ。であるならば、日本のマラソンは川内選手の後半の驚異的な粘りに期待するしかないのではないか。

川内選手は今回の福岡国際に向けたトレーニングとして、5時間以上山を走ったり、100kmロードを走ったりと、フルマラソンの後半に戦える新たな体作りをしている。世界と戦うためにこれだけのことをする実業団選手が果たしているだろうか。もっとも、選手がやりたくても監督・コーチが許さないだろうが。

ぜひ、川内選手には来夏のロンドンの世界選手権でメダルを目指して世界と戦って欲しいと思った。現状、フルマラソンで世界と戦えるのは彼しかいないのではないか。まだ来年の東京マラソン、別府大分マラソン、びわ湖毎日マラソンと、まだ選考レースは残っている。ここでは川内選手の今回の記録を上回る選手が出てくるかもしれないが、おそらく夏のフルマラソンではいつもの結果に終わる可能性が高い。

川内選手は夏の暑い時期のフルマラソンが苦手だということであるが、これからのトレイルランや100km走などという独自のトレーニングと持ち前の根性で克服することができるのではないか。少なくとも、現在の5000mや10000mのトラックレースでスピードランナーと言われている箱根ランナーや実業団選手が既存のトレーニングによりスタミナを強化してフルマラソンを行うよりも、川内選手が独自のトレーニングにより世界と戦えるようになる方が可能性が高いのではないだろうかと思う。ぜひとも、東京オリンピックまで目指してもらいたい。